美容院やネイルサロンにおける、予約管理や顧客管理、そして集客に、もはや欠かせない存在となりつつあるサロンボード。
このサロンボード、今後どのようになっていくのでしょうか?そして美容室やネイルサロンなどは、それを受けてどのように変化していくのでしょうか?
サロンボードの魅力とネックな点を分析しつつ、考察していきたいと思います。
そもそもサロンボードって?
まず、サロンボードとはなにかを把握しておきましょう。
サロンボードとは、ホットペッパービューティが提供する予約、顧客管理・集客支援サービスです。
これを利用するにはホットペッパービューティへの掲載が必須条件となります。
掲載店舗はこのサロンボードを、全ての機能を無料で使うことができます。
予約も集客も急速にネット化が進むこのご時世、サロンにとってはどうしても欠かせない存在になりますよね。
サロンボードの魅力
ではそのサロンボードの魅力に迫りましょう。
1.あらゆる機能をワンストップで管理できる
上記で予約、顧客管理・集客支援サービスと記載しましたが、これらを効率よく運用すべく、スタッフのシフト登録(休憩も含めて)やレジ機能、集計・分析機能、メッセージ配信など、あらゆる機能をワンストップで管理できるようになっています。
ですから、サロンボード一つで顧客サービスのみならず、店舗自体の運営も効率が上がるという、まさにフルコースなシステムです。
2.無料で使えるということ
既に上述していますが、やはりこれら全ての機能を無料で使えてしまうという点はとても大きな魅力です。
通常、サロンで一からシステムを作るには時間もコストもかかってしまいます。それゆえ本業に専念しきれていないサロンも少なくありません。
サロンボードならば、無料ですぐに使えてしまうというのはやはり強いですよね。
サロンボードのネックとは?
そんな魅力満載のサロンボード。しかしネックもあります。
スポンサーリンク
それは…
ホットペッパービューティーの掲載料が高いこと。
サロンボードの利用は無料ですが、それはホットペッパービューティに掲載してこそ。
この掲載料、プランにより異なりますが、店舗が多く採用しているプランの料金は年間50万円。
費用対効果をきちんと上げなければ店舗の経営に大きく影響を及ぼす額になりますよね。。
しかも、さらにネックなのは、一店舗につきこの値段であるということ。
つまり、複数店舗持つサロンであれば、50万×店舗数となり、大きな負担となります。
便利なシステムですが、きちんと利益を上げることが必須となります。
今後の展望は。
これらの実態をふまえて今後想定される事態は、
サロンとホットペッパービューティの関係がより蜜月となること。
ネット化が急速に進む今日において、効率よい店舗管理と顧客管理を両立できるシステムは不可欠です。そして競争の激化も鑑みると、優れた集客力も欠かせません。ましてやサロン開業となるとなおさらです。このように、ワンストップで生き残っていくため、大きくなっていくためのインフラが不可欠となる時代において、ますますサロンとは切っても切れない存在となっていくことでしょう。
そしてそれが故に、懸念材料が一つ。
万が一、サロンボードが有償となったら…
これだけ広く浸透しているサロンボード。
さらなる基盤の強化やサービスの向上が求められるタイミングもいずれ訪れるのでは?
そうなった際、ホットペッパービューティへの掲載ができるサロンとそうでないサロンの格差が出てしまう可能性があります。
そういった事態に備え、新たに格安で優れたシステムを提供するサービスが現れるか、自前で作り上げるサロンが出てくるのか…
今後遠からず美容界において新たな流れが出てくるのではないでしょうか。
とても魅力的なサロンボード。その動向と今後の美容界のシステム運営の変遷に改めて注目です。
サロン管理システム「サロンボード(SALON BOARD)」
http://salonboard.com/