FXで失敗したからといって必要以上に自分を責める必要はありません。現に勝ち組投資家の多くは一度は破産経験をしているという経歴をもっていることから様々な市場調査に明らかになっています。今回は為替市場へ取り組むにあたって知っておいてほしいプロとしての心のあり方について紹介していきたいと思います。
エントリーする場所を選ぶという考え方
1つ目を大事にしてほしいのはエントリーの厳選です。特に外国為替証拠金FXにおいては市場が24時間解放されていることからいつでも取引ができてしまうという環境が裏目にでやすいことでも知られています。
特に利益への執着心が強いがゆえに人はどんな相場状況においても手を出しやすくなってしまう前のめりな感情に陥りやすいのです。
勝ち組投資家のほとんどは勝てる場所を知っているのでその時だけのエントリーを心がけています。相場の多くはワンダムウォークを言われている中で勝ちやすい傾向もしくは優位性のあるほんのわずかな相場環境だけでエントリーするのがプロと呼ばれている人間です。つまり、取引回数よりも取引における質の方が重要になってきます。
利益とは正しい分析をした結果、後からついてくるものであり、お金のことよりも分析に執着している人間の方が勝ちに一歩近づきやすいのです。
損切りについて
負けている人の多くは損切りができません。損切りとはエントリーしてから逆行した際にふくらむ含み損の最大化を防ぐためのものであり、これがないと投資はできません。
ある日のロイター通信社によると一見、注文してから入れるだけの損切りを全ての講義や書籍において損切りの話ししかしない人間もいるぐらい重要なものだと捉えることができます。
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よく、1回1回の取引で勝ちたいという欲が先たってしまった結果、含み損を抱えているのにも関わらず逆行してきた価格が再びエントリーした元の価格に戻るのではないか?という強い期待感が損切りを引き延ばしてしまう原因にもつながります。
毎回思惑通りに進むとは限らない為替相場の世界で1度や2度は損切りにかかってしまうことは普通のことであり、勝てる投資家はトータルで利益を積み重ねることを基本スタンスにしています。
コントロールできる優位性を大事にする
ここまで全てに話しの流れにおいてリスクを回避するためだけの紹介になってしまっていますが、利益の部分は?と問われると実はトレードにおいて1番難しいとされているのは利喰いなのです。
利益を積み重ねなければならない金融市場において少し矛盾しているかのような考え方ですが、利食いが1番難しくトレードが上手な人は注文してから間もなく価格は思惑通りに進むことになるわけですがどこまで伸びるのかについては傾向こそはあるのもの毎回自分の思ったところまでは伸びるとは限らず、再び価格が戻ってくるかそれ以上に伸びていってしまうこともあります。
つまり、トレードにおいて相場に対して取引する側でコントロールできるのは損切りなどの負の要素のみで勝ち組投資家のほとんどはこのコントロールできる負の優位性を疎かにしないのが特徴と言えます。
勝つ方法というよりかは負けない方法の話しが主旨になっていて一見つまらないものように感じるかもしれませんが、トレードする上では必須の項目ですので本気で取り組みたいのであればこだわるのはこれらの負の要素になりますのでこの機会に参考にされてみてはいかがでしょうか?